〜楽しい生活 私達の家造り〜

>Maison 3 手作りの家

ようやく家の土台、基礎の部分が出来上がり少しずつ家の形が出来上がってきました。
さあ! いよいよ私達の出番です。思いどうりに仕上げるため、そしてなによりも大きな課題は
予算を少しでも押さえるために自分達でできる限りのことをすることになりました。
私達が家作りに参加することを色々な方々が、こころよく協力して下さいました。
まずは外壁!足場を借りている期間内に仕上げてしまわなければいけません。
防水シートを張り、その後ラスをタッカーで止めていく、足場の一番上での作業は、
下を見ると足がすくみます。1日の終える頃には、肩や腕がパンパンになっていました。
この作業だけでも途方に暮れてしまうほど………。この後もセメントを塗り、
仕上げの塗装などなど...先はまだまだ長い!1日があっという間に過ぎ、
暑い日も寒い日も作業が続きました。本当に最後までできるのかな?
と少し弱気になっていた時、フランスから宝物が届きました。
この家に使う部材が到着したのです。大きな箱を1つずつ開ける時のうれしさは、
今でも忘れられません。でも私達には、時間がありません。
まだまだやらなければいけないことはたくさんあるのです。そう!弱気なっている
暇などないのです。フランスから宝物と一緒に勇気まで運んで来てくれました。
さあ!外壁を仕上げたら、内装の壁塗り、その他にも雨戸や扉のペイント
フローリング材のワックス掛け、細かいパーツの取り付け、
外回り、......時間がいくらあっても足りません。
夜中まで続く作業は、当たり前、でも今思えばとても充実した日々でした。
ここで暮らしていくという強い信念が、どんなつらいことも乗り越えていく力となっていました。
ある日、もう1つ私達に小さなプレゼントが…..。
電気工事が完成し点検のため、家中のライトいっせいにつきました。あたたかな
やさしいひかり、ここで暮らしていくんだな〜とやっと実感がわいてきました。
完璧な家が完成するなんて、いったいいつのことかわからないけど
なんとか生活ができるくらいまでになり、引っ越しをすることになりました。
とはいっても、山の上に家がのっかっているだけ、半分以上残っている内装も
住みながら仕上げることに、それと平行に外の階段や道作り、何から始めたらいいのか?
わからないほどの忙しさ、でも少しずつ努力を重ね私達の手でこの家を作ってきました。
すべてプロの人にお願いするのは簡単だけど、たくさんのお金もかかります。
その上、自分たちが思い描いたとうに完成するとは限らないのです。
一生暮らしていく大切な家を、私達は人任せにすることはできませんでした。
もちらん手作りの難しさ、
大変さは、計り知れないものがありました。そして失敗の連続、泣いたり、笑ったりと忙しい毎日
色々な方々に助けて頂きながら、この家作りをとおして貴重な体験をすることができ、
感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ完成とまではいきませんが、
私達にここまでの力を与えてくれた
プロヴァンスの暮らしに少しでも近づけるよう1歩ずつ1歩ずつ 
家=暮らしを作っていきたいと思います。

次回を、お楽しみに!
                         
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